株式会社カワスミは、東京で技術を身につけた現在の川隅利勝社長が昭和36年にJR赤塚駅前で創業しました。
その後、昭和48年に会社組織に変更し、昭和63年12月に現在の水戸西流通センターに本社工場を移転しました。
金属加工分野では、金属のプレス加工を得意としており、ネジ、バネの加工を始め、その他様々な金属加工を手掛けております。
現在の本社工場では、タレットパンチプレスを自動倉庫と連結させることにより24時間無人運転が可能です。
その他、ファインアルファベンダー、プレス、スポットや溶接機等の各種工作機械を備え、あらゆる金属製品加工に対応できる設備を有しております。
これまで大手企業の協力工場として時計の精密ネジや換気扇・レンジフードなどの製造を行って来ました。
2015年現在、業務用コピー複合機の部品や食品加工における機械部品なども手がけており、実績は多岐にわたります。
当社は、長年の研鑽により金属加工分野で独自技術を確立しました。
その独自技術と多彩なアイディアをもって、社業の発展を目指しております。
これまでに開発した代表的な商品が交通安全看板の「パト看板」です。
社長自ら、今までに3回も交通事故に会い、交通事故の恐ろしさを実体験しているので、何とか事故防止に効果がある看板はないか?と熟慮を重ね誕生しました。
これは、従来型の横向きにパトカーが浮かび上がる看板から、パトカーの後ろ側が浮かび上がる、より実際の視覚に近い形の看板を考案しました。
このパト看板の特徴は夜間直線道路では、約800メートル手前から反射効果があり、約50メートルの距離に近づかないと、疑似パトカーであることが判別し難いという特徴があります。
このパト看板は意匠を取得(商標登録:4209509 商標登録:4236072)
これまでに平成9年度工業技術開発奨励賞などを受賞、交通安全に貢献しているとして各地の警察及び市町村から感謝状も授与されており、全国への納入実績も多い交通安全のヒット商品です。
その他、「パト看板」と同じ仕組みで昼間の防犯や安全標識が、夜は警察官が浮かび上がる「ナイトポリス」という昼夜内容変更看板も製造しております。
現在、「パト看板」にはソーラーパネルを設置し夜間パトライトが点灯して本物のように見えるようにしたり、設置場所を移動できるようにしたり、内容を差し替えられるようにしたりなど、常に様々な工夫をこらし、お客様のご要望にお応えしながら改良を重ねております。